建築コラム|デザイン住宅は東京の田口知子建築設計事務所

田口知子建築設計事務所

建築コラム

2011/12/24 「311:失われた街」展 に行ってきました。 

今日まで、TOTOギャラリー間で開催されていた「311. 失われた街展」 に行ってきました。この大震災で失われた多くの街の昔の姿を1/500のスケールで復元した模型を展示したものです。
 制作したのは、神戸大学をはじめとする日本中の多くの大学の建築学科の学生たちです。関わった大学の友人からこの話を聞いたときに、「そんな大変作業をやったって、いまさら同じものを作れるわけではあるまいし、実際に何の役に立つのだろう?」という冷めた感覚に一瞬とらわれました。でも、何もできない自分としては、実際に行動している建築家の方や大学の教育者の方たちに、深い尊敬と羨望の念を覚えます。そのような方たちが、多大な努力をもって、学生たちと一緒に制作した模型が、いったい何を伝えているのか、実際に見ないといけない、と思い、最終日ぎりぎりでしたが行ってきました。

模型は岩手県田老地区から宮城県陸前高田、宮城県気仙沼、南三陸町、弁天町、福島県相馬港や浪江町まで、被害の大きかった14の町を1/500で500m四方を再現したものでした。小さな木造家屋、道や小川や松林、車やガードレール、電信柱、給水塔まで丁寧に作られたそれは本当に美しく、思わず涙が出そうになりました。 かつてあった人々の生活の息遣いや、生活のいとなみを感じさせる何かが、その模型には存在していると感じました。


細部まで丁寧に作られた模型


津波の前と後の航空写真

人々の失ったものの大きさと刻々と薄れていく記憶のなかで、こうやって第3者が模型によって町を再現することは、その町に住んでいた方たちの生活の記憶を呼び覚まし、アイデンティティーを力づけるきっかけになるかもしれない、と感じました。建築家が入ることで、復興する新しい町に、もともとあった自分の生活の物語を紐解き、住民たち自身が町を作り上げていくことの一助になったら、とても素晴らしいです。

安全で耐久性の良いものを安く、合理的につくるべきだ、という「作る側の論理」から、抜け落ちるものを、丹念に拾い上げる作業。実現されるべき生活や空間の質について、もともと住んでいた住民の物語に寄り添って、一緒に歩ける専門家が必要なのだと思いました。その仕事ができるのは、建築というモノづくりと、人や街の物語を考え、提案することに人生をかけてきた建築家という職業の人たちかもしれない、と思います。まだ行政とのつながりにおいても住民への影響力においても、まだ高い壁がある感は否めませんが、これから復興の中で、一人でも多くの建築家や専門家がそのような仕事に関わっていけますよう、自分への強い祈りも込めて、メリークリスマス!

   
宮城県仙台市若林区の模型



2011/11/28 人を信じる?信じない?~「省エネ建築」のためのスタンス 

先週の土曜日、私たちの設計した「キッズタウン東十条保育園」に、内閣官房長官秘書官の方と、経済産業省の方が視察に来られ、設計者として建物の説明をさせていただきました。


キッズタウン東十条保育園の屋上で話をするみなさん。  

今年の8月に内閣官房副長官の仙石由人氏が視察に来られました。そのときに、「これは、なかなかおもしろい、よくできている」と、興味を持っていただき、今回の視察も仙石氏の推薦で来てくださったとのこと。有難いことです。

今年の8月の仙石氏の視察風景

 さて、今回は半年間のキッズタウンの消費電力やランニングコストの実績を計測したデータを統計して、ご説明する機会にもなりました。
 当初のシミュレーション予測だと、今回の設計仕様は、「基準建築物(旧省エネ基準仕様)」と比較して、約35%の省エネ効果が期待できるとシミュレーションしていましたが、実際に計測データを見たところ、54%もの省エネ・コスト削減が達成されていることがわかりました!年間では300万円以上のコスト削減です。

 今回の節電率を達成した理由は、人の手による省エネがきちんと行われていたためです。エネに効果的なのは高効率の設備機器と同じくらい、人の行動によって大きく数字が左右するということをあらためて確認しました。

今回の省エネ設計に協力してくれたP社エンジニアの方いわく「われわれは、人のことは基本的に信用しないという立場です。できるだけ人が触らないようにすること、機械で自動的に制御することが理想だと思います。」と言って、センサーや自動制御システムをどんどん、取り付けていこうとします。東十条も、高度なマイコン制御システムが導入されており、明るさセンサーで自動調光する照明が入っています。
しかし、コンピューター制御で複雑にからみあった設備にかこまれてしまうと、そこにいる人は、何も操作することができなくなっていきます。

人が、気持ち良いと思える環境を自分で操作しやすい建築、設備をデザインすることのほうが、よほど省エネになるのでは、と私は思っています。

消費エネルギーの少ない最先端の機器を採用しつつ、人が簡単に操作し、コントロールできる余地を作った建築と設備。窓をあけたり、エアコンをつけたり、消したり・・。あたりまえのことですが、いつでも人の手による操作が積極的にできるように設計すること。そのことを意識して設計することが、私たち技術者のスタンスとして、とても大切なことだと思っています。




2011/10/03 キッズタウン東十条」がGOOD DESIGN賞を受賞しました。 

今日、今年のGOOD DESIGN賞の受賞が発表され、私たちが設計した「キッズタウン東十条」が公共用途の建築物の部門でGOOD DESIGN賞を受賞しました。
 このような賞をいただけたのも、事業主の方や、保育園の園長先生、関係者の皆様のご協力やご支援のたまものだと、深く感謝しています。
GOOD DESIGN賞に応募したのは初めてでしたが、応募することで、この賞が何を目指し、何を評価しようとしているか、ということを知るきっかけになりました。 審査委員長は深澤直人氏は、デザインが社会に対して担う役割とは何か、ということをこの賞を通じて問いかけています。

3.11以降の社会において、日本人の価値観で大きなパラダイムシフトが起きています。人の生活に、切実に必要なもののあり方、持続可能な社会に対して「適正」さを実現するためのデザイン、というのを今回の評価の基準に位置付けておられるようでした。

 どんな時代でも、真剣に人や環境の調和、幸せを意図してデザインされたものたちは、時代を超えて、人々を力づけるパワーを持っていると信じています。もしも経済的に厳しい時代になったとしても、そこにある身近なものをいとおしむように、丁寧にデザインされたものに囲まれている生活は、とても豊かな生活でありうるからです。

デザインがそのように、人の生活に寄り添いながら、持続していく価値を創造できればいいなあ、と、そして建築でそのような仕事を実現していきたいと、あらためて考えました。





2011/09/30 建築家の役割~大島芳彦氏の多摩平団地を見学しました。

 先日、JIAの建築セミナーで、リノベーションで有名なブルースタジオの大島芳彦さんに、多摩平団地をご案内いただき、講演していただきました。



 団地は、広い空地空間と樹齢のある緑は豊かな環境でが残っています。建物が老朽化しているのをどうするか、が課題です。
 UR都市機構のルネッサンス計画の一環で、古い多摩平団地を再生させるために、民間事業者を募集し、定期借地権で賃貸住宅をリノベーションする試みで、その中でシェアハウス棟と、菜園、パブリックファームを持つ賃貸住宅部分のリノベーションをブルースタジオの大島氏が設計されました。


リノベーションした部屋をつかって、軽くレクチャーをしてくださった、大島氏。
お話がとてもわかりやすく、おもしろい!


和室を全部ひとつにまとめて、1LDKにリノベーション。


キッチンは、質素ながらかわいらしく、愛着を感じさせるデザインです。
 団地の再生を考える際、ポイントになるのは、周辺の空地の利用方法です。団地の良さは、その緑の多さと広い空地です。そこを菜園にして、小屋もつくり、貸農園としての地域のコミュニティースペースに、というアイデアはとても良いと思います。

また、シェアハウス棟では、1階を食堂、アトリエなどにすることで、街に向かって開かれた表情とテラスをつくることで街に向かって明るい表情を持たせ、開放することをデザインされていました。


1階のバルコニーを外に向かって出入りできるコモンスペースに変更。


住棟間にはコロニーヘーブという貸農園が配置されました。

いつでも、そこに住むであろう人の生活や希望、夢に寄り添って、ソフトというか、人間的な出会いやつながりを作り出すような建築のデザイン。モノとしても「建築」ではなく、住む人の物語をデザインするように建築を作る、という大島氏のリノベーションの世界は、これからの日本の建築の作り方として、とても大切な方法だと感じ、深く共感を覚えました。

建築家の仕事というと、建築というモノづくり、と考えがちです。でも本当は、経済性や社会性、環境への貢献や、街とのかかわり、住む人の個性、生活、あらゆるものを総合して、住む人たちが幸せになれる最適解を、具体的に提案することがきる職業なのだ、ということを、大島氏の話しを聞きながら実感しました。時代は、そろそろそっちに向いて動き始めているのかもしれません。

そのためには、まず引き算すること。過剰な情報のなかから、その人が迷う部分を整理し、大切なことにフォーカスできるようにすることのお手伝い、というのが、建築家の大切な仕事であると・・・。人が、愛着を持てるものを作るということ。

確かに、無意識に普段行っている仕事ですが、あらためて建築家の職能に可能性に触れることができて、希望にあふれるひとときでした。
 古い3Kだった間取りの40㎡強の団地を、壁などすべて取り払って、1LDK+菜園のある暮らし、あるいは、1階のコモンスペースを使ったシェアハウスの提案。インテリアのデザインは、天井をむき出しにしてペンキを塗っただけの簡素なものながら、床の無垢材、オリジナルな味わいのあるキッチン、照明など、雰囲気のあるデザインが、若者の単身者やカップルにはとても魅力的大きさかつデザインです。





2011/09/21 建築知識10月号に「キッズタウン東十条」が掲載されました。

今月号の建築知識に、「キッズタウン東十条」 のアルミ可動ルーバーの記事が掲載されました。

「キッズタウン東十条」は線路側に面して大きな窓とバルコニーを配置していますが、新幹線がながめられる、という眺望のためです。ところが、方角として南西方向に向かって大きく開口を取ることになり、夏の西日が大変な空調負荷をもたらします。日差しをカットしつつ、眺望を確保するという目標をかかげてデザインしたのが可動式アルミルーバーです。JRの線路際ということで、よしずや緑のカーテンなど、ひらひらした弱い日よけだと、万が一はずれて線路側に落下したら大変です。そこで、このようなアルミルーバーをデザインすることにしました。  縦に並べたアルミのフィンを手動で回転させる簡単なものですが、壊れる心配のないし、指を挟んだりといった事故の恐れもなく、保育園でも安心して採用できるデザインにしました。


「キッズタウン東十条」外観

  この特集号でも言われていますが、世の中は、いよいよ省エネ、再生可能エネルギー、環境建築が脚光を浴びる時代になりました。私は、12年前に独立したときからずっと追求してきたテーマですが、はからずもこの震災で一気に国家的テーマになった感があり、うれしい限りです。

 日本のエネルギー自給率は4%(原子力を除く)で先進国で最低レベル。年間23兆円もの化石エネルギーを国外から輸入している中、オイルの価格は今後の上昇が予想され、自分たちの国土の中で安全に発電できる環境を整えていくのは喫近の課題です。今年の8月には、「電気事業者による再生可能エネルギー電気調達に関する特別措置法」が可決。来年7月から施工されるそうです。こうすると、太陽光発電以外の、小水力発電や風力発電でも、発電した電気を、東電などの電力事業者が15-20円/kwhで買い取ることが義務づけられます。
 エネルギーの地産地消を可能にする、小規模な民間発電会社や、建物ごとに発電していく個人が増えることで、エネルギー自給率が20%台まで上がり、原発が一切必要なくなる、そんな日本の未来はもうすぐそこまで来ているのかもしれません。




建築知識の10月号は、「省エネ・節電時代の「エコ設備」」特集号です






2011/08/03 「東久留米の家」が住まいの設計 9月号に掲載されました。

昨年の10月に竣工した「東久留米の家」 が、住まいの設計に掲載されました。


住まいの設計 9月号

引っ越しをされて半年後に撮影した家は、毎日お掃除に気を使っている、というNさんご夫婦のおかげで、家の中はさわやかでやさしい空気につつまれていました。


ダイニングから北側に向かって、リビングとハイサイドライト、サンルームへと視線が抜けます。(写真:大槻茂)



Nさんご家族のだんらん(写真:大槻茂)

 カメラマンの大槻氏に、今回撮影した写真を何枚かわけていただきました。
 撮影したのはカメラマンの大槻茂氏。職人気質の真面目なカメラマンですが、空間の特徴や住んでいる人の自然な表情をとらえるのが上手ですね。


階段から見上げたところ。さらに上にはルーフテラスへ上る階段があり、透明なグレーチングの床から光が落ちてきます。

建築写真のカメラマンは、人によってどんなアングルで何を取るか、大きく違っています。写真というのも、ひとつの作品だと思えばあたりまえですが、建築写真というのは、ちょっと独特の特性があるようにと思います。

建築雑誌の写真は、だいたい人のいない写真を完璧なアングルと添景で納める、というケースが多いものです。それもまた大切な文化ではあると思いますが、先月の内田樹氏の講演で、そのことを批判するフレーズがありました。「建築家の写真はいつも人がいない、まるで人が入ってしまったら壊れてしまうかのような、そういう写真ばかり雑誌に載せるのはよくない。実際、建築家は、最初が最高で、生活が入ってきたらもうだめ、みたいな意識があるのではないか?人がいて、年月がたつごとに味わいが出てくるような空間をつくらなくてはいけない。」という話でした。本当に私もそう思います。

住まわれてからの雑誌撮影は建築よりも人の生活にフォーカスがあたっていて、良い写真が撮れるのだなあ、と思います。そういうふうに、人と建築が調和しながら成長していくような建築を作っていきたいと思います。





2011/06/06 「キッズタウン東十条」が新建築6月号に掲載されました。

3月に竣工した「キッズタウン東十条」 が新建築の6月号に掲載されました。


今月は「保育のための空間」というテーマの特集号です。保育園、幼稚園、こども園など、さまざまな新しい保育園の試みが紹介されています。自分以外の建築家の文章を読むと、なるほどそういう考えもあったか、と新たな発見があります。建築を作ることはいつでも発見に満ちていておもしろいです。

 私が新建築に掲載した設計主旨を転載します。

 「すべての場所が遊び場であるように」
 この建物は、JRの土地に民間が建設と運営を行う「JR東日本グループ子育て支援事業」の一環で計画された、定員90名の認可保育園である。駅前狭小地で保育室面積を確保するため、RC造の5階建となった。園庭もない厳しい環境で建築として何が可能かを考え、建物全体を遊び場にすることを考えた。
 繊細でダイナミックな成長期にある子供たちの遊び場に大切なものは、風や自然光、温度や湿度、においなど、刻々変化する自然を全身で感じられる環境だと思う。2階から4階に配置した保育室は、子供たちがいつでも外に出られるように、建蔽率に入らないバルコニーを南西側全体に張り出させた。デッキ貼りの眺めの良いバルコニーは、子供たちに人気の遊び場になっている。また、園庭の代わりに設置した5階の屋上広場から3階までを、連続する段丘状の屋外遊技場としてデザインした。砂場、すべり台、クライミングウオールなどを階段にからめて造作し、立体的な外遊び空間が実現した。
 保育室は階ごとに乳児・幼児・遊戯室+児童デイサービスに分かれており、各階は間仕切り壁の無いひと繋がりの空間で、段差や水回り、EVコアなどによってゆるやかに分節される。高さ85cmの可動収納家具を使って「食事」や「昼寝」「おもちゃ遊び」など、細かなゾーンを作りだすことができる。
 ある幼児教育家によると、少し高いところから見下ろすという行為は子供の脳を発達させるらしい。子供にとって階段や段差は、大人の危険意識とは別の、新鮮で刺激的な体験になりうる。同様に吹き抜けを見下ろす窓や、町の風景を眺める窓も、子供の目線にあわせて数多く配置した。その結果道路側のファサードは、床レベルに近いFIX窓と通風用の高窓が、リズミカルに並ぶ特徴的な外観になった。
   この保育園が、多様な遊び場や好奇心を刺激する環境を提供し、子供の発達や成長に寄与するだけでなく、大人も新鮮な喜びを体験できる場所として、豊かに育っていってほしいと思う。





2011/05/16 子供と階段~「東久留米の家」の撮影日記

先日の土曜日、「東久留米の家」に、雑誌「すまいの設計」の取材と撮影があって、同行させてもらいました。 気持ちのよいお天気で、道路の向かいの麦畑がたわわに実っていました。


家の前の麦畑です。


サンルームから麦畑が臨めます。

2歳のお子さんがいるのですが、とてもきれいに住まわれていて、壁にも手垢ひとつついていません。植物や椅子など少し増えてきていますが、空間の快適さを大切にした、丁寧な暮らし方ぶりが感じられ、とてもうれしく感じました。


 2歳のN君は、撮影のカメラマンがめずらしいらしく、いろいろちょっかいを出して探究していました。屋上へ上るグレーチングの階段も、平気でひょいひょいと登っています。


建築家の作る家では、階段や手すりがオープンなものが多く、子供が落ちるのでは、と心配される方が多いのですが、実際に子供の動きを見ていると、とてもしっかり上り下りで気を付けているので、うっかりして落ちる、ということはめったに起こらないようです。
先日竣工した保育園でも、床の段差にひっかかって転ぶのは大人だけだと、園長先生が笑いながらおっしゃっていました。
過度な心配する大人の癖は、子供の成長を制限し、不自由にしてしまう恐れがあります。


子どもにとって、階段はひとつのイベントです。
 うれしいことがもうひとつ。この家では、最近お父さんも絵を描かれるようになったということです。家族みんなで遊びながらつくったという絵も、リビングにかけられていました。
「豊かな生活」を生み出す家、という設計当初のイメージどおりに、実際の暮らしが展開している様子を拝見するのは、とても幸せなことだと思いました。



 

2011/04/28 キッズタウン東十条~子供の遊び場がたくさん!

今週の火曜日、雑誌「新建築」の撮影があって、キッズタウン東十条に行ってきました。


道際に植えたハナミズキが花をつけています。

 お天気もよく、子供が外で元気に遊ぶ姿をたくさん見ることができて、とても楽しい一日になりました。

 駅前の5階建ての保育園です。駅脇のJRの敷地は狭くて園庭が取れませんでした。そこで建物の中に、屋外の遊戯場スペース、テラスなどを設けて、廊下や階段など普通に建築で必要な場所すべてを子供の遊び場にしたいと考えました。


0歳の赤ちゃんスペース。赤ちゃん専用テラスがあります。


赤ちゃん専用テラスは、安全に日向ぼっこができるように気をつかっています。


3歳児以上は、砂場とロッククライミング、すべり台で遊べます。階段の登り降りも遊びの一つ。


立体的な屋外遊戯場。小さい子供も積極的に攻めで遊ぶ姿。

 設計のときに想像した以上に、子供が生き生きと遊ぶ姿を見ることは、設計者冥利に尽きる瞬間です。なんという幸せ・・・。建物の撮影より、子供の姿にうっとりする時間が多くなりました。


室内では、さまざまな高さの窓が、子供に人気です。


小さな段差とスロープも格好の遊び場に。


外部廊下は子供が思い切り走りたくなる長さです。

保育園というのは、子供が自由に遊ぶためにある施設です。ほのぼのと暖かい居場所、どきどきするような冒険の場所の集合であるべきだと考えました。


収納の下のアルコーブスペースは、机とカーテンがついて、子供のためのお気に入りスペースに。


この日は、JR東日本のビルの屋上にも登らせてもらって全景も撮影。
子供の建築をつくることは、本当に楽しく、幸せな経験です。





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