田口知子建築設計事務所


アプローチ。2枚の庇が水平性を強調する

建設地:東京都世田谷区 構造設計:梅沢建築構造研究所 構造:木造2階
用途:専用住宅 施工:本間建設 竣工:2014年5月
撮影:井上登写真事務所 敷地面積:246.77㎡ 延床面積:158.60㎡

祖師谷大蔵のコートハウス

 世田谷区の閑静な住宅街に昔から住まわれていたご家族のための住宅です。 元あった庭と樹木をできるだけ保存し、家は日当たりのよい中庭を囲む形でコの字型のコートハウスをつくりました。庭に連続するリビングとダイニイングは吹き抜けとともに家の中心を形作り、庭と一体になる生活環境を作りました。
ご夫婦とお子様2人の4人のご家族で、家族の暮らしの中にいつでも庭にある緑と空が目に飛び込んでくる、明るく開放的な生活空間は、家族に相互のつながりと、適度な距離感を両立させる効果があると期待しています。写真は竣工から2年経った時点の撮影で、手入れの行き届いた庭木の存在が豊かな暮らしを実感させてくれる住まいに成長していました。北側のアプローチ側には、玄関庇と屋根の庇を2段に平行してデザインし、水平性を強調した落ち着いた外観をデザインしました。
屋根には3.5Kwの太陽光パネルを乗せ、1階全面に蓄熱式床暖房を敷設した住宅は、家全体を快適な温度に保ちつつ、ランニングコストが限りなくゼロに近い、エコロジー住宅を実現しています。