田口知子建築設計事務所


ダイニングキッチンと子供書斎(右)

建設地:東京都渋谷区 構造設計:アラン・バーデン 構造:木造
用途:専用住宅 施工:本間建設 竣工:2012年7月
撮影:ナカサアンドパートナーズ 敷地面積:142.38㎡ 延床面積:153.35㎡

代々木上原の家

 静かな住宅街の中にあって、周辺を隣家に囲まれた、奥行きのあるユニークな形の土地です。東西に長く、西と北に少しずつ接道したユニークな土地の形状を生かすこと、また西側の道路へ視線が抜けるこの土地の魅力を生活空間に取り込むような住宅をつくりたいと考えました。
1階に水周りと主寝室とアトリエ、子供室、和室を設けました。中庭の中心にはシンボルツリーを植え、1階と2階のどこからでも緑が見える家にしたいと考えました。2階にはリビングとダイニング、子供書斎、アトリエを配置しました。日当たりと風通しの良い生活空間を実現し、視線が遠くまで届く伸びやかな空間性と、家族の気配が感じられるゆるやかなつながりの意識を作りたいと思いました。
2階の子供書斎と1階の子供室は吹き抜けを通してつながり、子供が自由に行き来できます。育ち盛りの子供の気持ちを汲み取り、つながりや遊び心を感じられる空間を作りたいと考えました。 キッチンのそばに子供書斎を配置し、その上あるお父さんの書斎から顔を出す、遊び心にあふれた空間です。
家族がそれぞれの居場所を持ちながら、お互いの気配を感じ取るような、適度な距離感とつながりの意識をはぐくむ家をデザインしました。