田口知子建築設計事務所


ダイニングから中庭を見る

建設地:神奈川県横浜市

構造:

構造:木造
用途:住宅 施工: 竣工:2011年1月予定
撮影:田口知子
   

中山の住宅

①外のような内部、内部のような中庭
家の中心に、日当たりのよい中庭を設け1階に生活空間を配置しました。中庭には、四季の変化を楽しめるシンボルツリーを植えます。家のどこにいても緑を楽しめる開放的な内部空間をつくりました。中庭はゆるやかに閉じられたプライベートな空間で、天気良い日にはお茶や食事を楽しめるような中庭をつくりたいと思いました。リビング・ダイニングはひとつながりで17畳の広さを確保しつつ、リビングをダイニングより35cmほど高くすることで、くつろいだときの目線の高さをそろえるようにしました。ダイニングは、上部吹き抜けのトップライトから光が降り注ぐような落ち着いた場所にしました 。キッチンからは、中庭とリビングダイニングを広く見通すことができます。
②プライバシーを守りつつ町に開くこと
 西側の高台からの視線や南側隣家からのプライバシーを確保するため、内側に開いた中庭型家をデザインしましたが、中庭が完全に閉じてしまうと風の流れが悪く、近隣や町の方に対しても閉ざした印象になります。  それほど人通りが多くない、若いご家族や子供の多い地域にあって、道路側に対して適度に開かれた雰囲気が必要だと考えました。リビングを中庭に大きく開かれた空間としつつ、道路から見て、ほんのり中庭の雰囲気を垣間見れるようなファサードのありかたを工夫しました。近所の気軽に声をかけたり、子供が中庭に遊びに来たり、そんな開かれた雰囲気も大切にしたいと考えています。
③ 家事をらくらく楽しむ家
家の中心に、キッチンとパントリー、勝手口をまとめて、コンパクトなループ状の動線と、十分な収納を確保しました。主婦が家事をしながら家族の様子が確認できること、庭の緑や日差しを楽しみながら料理ができるよことで、一日中明るい気持ちで家事をこなすことができます。
洗濯は洗ってから干す場所としまう場所が近いほうが楽だと考え、2階の寝室のそばに洗面室兼洗濯室を設けました。洗面室の前には、遠くの森が眺められる明るいルーフテラスをもうけ、洗ってすぐに洗濯物を干すことができます。浴室は明るく日当たりが良いので、明るい日差しの中でオープンに入浴を楽しむことを提案したいと思いました。