田口知子建築設計事務所


外部空間

建設地:宇都宮市簗瀬町 構造設計: 構造:
用途:住宅 施工: 竣工:
撮影:田口知子
敷地面積: 延床面積:

宇都宮簗瀬の集合住宅

「長く住み続けたいと思う賃貸をつくる」 これから先、長く住み続けたいと感じる持続性のある賃貸をつくるには、何が必要なのでしょうか? 快適な暮らしとは、他人との適度な距離感と同時にお付き合いもある近隣、日当たりや風通しといった基本的な空間性を重視しつつ、住みやすい空間のあり方を追求します。愛着をもって長く住み続けたいと思う、愛される賃貸住宅をつくる上で大切なテーマとして、以下の3つのコンセプトを考えています。

① 外部空間が気持ちよく豊かにデザインされた家
この地域は駐車場の需要が高いこともあり、駐車場は住戸数の150&%を確保し、そのほかの土地に「菜園」や「森」、「アプローチガーデン」という緑を残した3つの庭を作りたいと考えました。駐車場、アプローチ、中庭など、随所にさまざまな植物を植え、立ち話がしたくなるような、ゆとりと回遊性を持った楽しい外部空間としてデザインします。

② コミュニケーションを誘発する共用部
人が気持ちのよく挨拶を交わす環境、というのはどのような場所だろうと考えています。お互いの顔を見知っている環境、気持ちの良い空の下、自然の中など、外に向かって開いた意識が生まれる瞬間があります。プライバシーを強調するだけでなく、暮らしの一部が公共に向かって開いている、そのバランスを考えて設計を進めたいと考えています。建物の一部に小さなコミュニティスペース+キッチンを作り、住んでいる人がお互いを知りあうイベントを企画することのできる賃貸住宅をつくります。

③ 住まいの基本形とプラスアルファーを加えること
一人暮らしでもカップルや家族での暮らしの方も住むことが可能なバリエーションのある大きさの家を設計します。多世代が住む豊かな暮らしを可能にする住居とは何かを考えます。基本形として、日当たりの良いリビングとプライバシーの高い寝室、使い勝手の良い十分な収納をベースに、各住戸はメゾネット型とし、寝室と生活空間を分けたメリハリのきいた空間を実現します。その上で、公共部につながるルーフテラスや前庭、ベランダ菜園や土間のある住まい、書庫のある家など、ざまざまなバリエーションのある住まいをつくります。