田口知子建築設計事務所

子供がいきいきする空間づくり、オリジナルのサインや家具のデザイン、立地や環境に合わせた園庭や遊具のデザイン、地球にも保育園運営にも優しい省エネ設計など、様々な視点から保育園づくりをお手伝いします。

せかいでひとつの保育園をつくろう

わたしたちが考える保育園の設計を紹介します

「建物全体が
遊び場であるように」

建築として何が可能か考えたとき、
建物全体を「遊び場」としてデザイン
することを考えました。
子供たちがいつでもバルコニーに出て外の
空気に触れ、身体を動かして遊ぶことのできる
環境を提供したいと考えました。
階段は子供たちの遊び場であるように、床は
やわらかいデッキ仕上げとしました。
砂場やクライミングウォールなども
3階レベルにデザインしています。
子供の目線で開けられた小さな窓から、
町の風景やエントランスの人たちを
見下ろす体験は乳幼児には
とても刺激的です。

階段、のぞき窓、段差のある室内、バルコニー

開放的で明るい保育室は異年齢保育が可能なひとつながりの空間です。小さな段差やスロープ、ロフトなどさまざまな居場所を用意することで、子供たちが楽しみながら成長する可能性が広がります。

可動式家具、ゾーン飼育

小さな子供の成長にとって、屋外の空気を感じながら遊ぶ時間はとても大切です。刻々と変化する太陽の光や風、湿気やにおい、町のざわめきなど、外部の環境がもたらすおだやかな刺激は、子供の発達に重要な要素だと考えました。

屋外遊技場、0歳児バルコニー

おだやかな輻射熱床冷暖房が、建物全体のエアコン負荷を減らし、
一年を通して快適な環境をつくっています。南西側に大きく開いた建築は、
夏の西日で大きな冷房負荷がかかります。南西側への眺めや冬の日当たりを
犠牲にすることなく、夏の西日だけをさえぎりたい。
そのような機能を持つアルミ可動ルーバーをデザインしました。
2階~4階まで、保育室内の床には、全面に冷温水が流れる
ポリエチレン管を埋め込んでいます。夜間電力による
ヒートポンプで暖められた冷温水が、コンクリート
スラブ内を循環することで、躯体に蓄熱され、
熱容量の大きなコンクリート躯体が、
一日を通してゆっくりと放熱します。

蓄熱床暖房、アルミ可動ルーバー

キッズタウン東十条保育園
所在地: 東京都北区
用途: 認可保育所・
児童デイサービス
敷地面積: 431.02m2
床面積: 853.78m2
構造: RC造地上5階
竣工年: 2011年
工事費: 25900万円