2022.06.29

三鷹プロジェクトⅡ 現場レポート 20220629

「三鷹プロジェクト~母屋と店舗」は、現在母屋のほうが上棟し、店舗は来週から土工事を着工することになりました。木造平屋の母屋は竹藪とシラカシの庭の間に、店舗は連雀通り側に、2階建てで設計しました。3か月ほどのタイムラグで、同時に2軒の工事を行います。

工事会社は両方とも、内田産業さんです。

 敷地は、江戸時代から残る街道筋の南北に長い区画がそのまま残っていて、樹齢60年を超えるシラカシをはじめ、緑の豊かな庭が特徴です。北側にはタケノコ取もできる竹藪が残っています。

母屋は外装の断熱材や防水工事を進めています。外断熱にフェノールフォーム70mmを施工した空間は、猛暑の中にあって、内部にはいるとふっと涼しい風を感じます。内部からみると、南には深い緑の庭、北にはさらさらと風になびく竹藪が見える。東京とは思えない、まるごとの緑に包まれた、ほっこりとした家が建ち上がってきました。(^^)/

 平屋の建築の魅力は、屋根の構造をインテリアに表現できること。木造の軸組を天井の意匠とすることは、家としての魅力を倍増するな、と現場で感じます。木造の構造材には多摩産材の杉製材を100%使っています。
屋根の登り梁をあらわしで見せ、北側のハイサイドライトの向こうに竹林が見える、という屋根はこの土地の魅力を引き出しているな、と現地で見上げながら、満足感でほくほくしています。 これからの進展が楽しみです。