田口知子建築設計事務所

三鷹プロジェクト
模型屋根伏せ

建設地:三鷹市上連雀 構造設計:坪井宏嗣構造設計事務所 構造:RC+木造2階
用途:集合住宅

施工:未定

竣工:2021年予定

撮影:田口知子
敷地面積:749㎡ 延床面積:580㎡

三鷹PROJECT~樹木に呼応し、共に生きるかたち

 このプロジェクトは、江戸時代から続く旧家の母屋の土地に建つ、オーナー住居と賃貸住宅を合わせた集合住宅の計画です。プロジェクトは、まちづくり、ランドスケープの専門家がチームになって、このプロジェクトをスタートさせました。
街道に面して縦長に細長く短冊状に区画されたこの土地は、江戸時代の敷地割の記憶をとどめる貴重なもので、敷地に育った10mを超える常緑樹や果樹は、農の時代の屋敷森の名残りです。このような土地の記憶を大切に保存すること、まちづくりに貢献するプロジェクトになることを目指して進めています。
建築としては、世代を超えて暮らしに寄り添ってきた樹木を尊重した建築の形を考えました。樹木に呼応するように、木々の間に生まれる小さな場の連なりとして建築をつくりました。
また、集合住宅として、多世代、多世帯が共に住むことを楽しめる住まいとは何かを考えました。外からの人の流れを作り、さまざまな人が憩う場所を作ること、プライバシーは守りつつ、ピロティ、テラス、土間玄関など、屋外と室内の中間領域を作ることが町につながる住まいを作ると考えました。
土地の記憶、自然とつながる建築を通して、さまざまな世代の人が気持よく、共に生きる住まいの実現を目指します。