2020.03.13
「みみみの森 プロジェクト」現場が始まりました。
例年よりずっと早く桜のつぼみがふくらんでいます。新型コロナの影響が想像以上の拡大を見せ、これから何が起きようとしているのかと不安を感じるこの頃ですが、毎日の仕事を淡々と続け、平常心で日常を過ごしたいと思っています。
さて、昨年から私たちが設計を進めてきました「みみみの森プロジェクト」、今週母屋の解体工事が始まりました。工事会社は木造住宅での定評のある内田産業さんです。営業も監督さんも皆丁寧な物腰で、安心して任せられる工務店だな、とあらためて感じます。
このプロジェクトは木造低層賃貸住宅の集合住宅です。古くからここに住まわれてきたオーナーご家族が、地域に開いた賃貸住宅として計画しています。敷地は三鷹市の保存樹林を取得し、樹齢は50年を超すシラカシをはじめ、竹林や梅の木、カキやハナミズキなど、今ある樹木をそのまま残し、新しい庭を再生する計画です。
植栽デザインは、ふるうち設計室 古内時子さん。どんな庭に生まれ変わるのか、楽しみです。
保存樹木の説明をする古内さん
樹齢60年のシラカシ
母屋と庭
建築は、そんな樹木の間にそっと忍び込むようにデザインしたいと思いました。 前庭は、地域の方に開かれた庭として開放し、住宅の一階部分にはみんなで使えるキッチン、ちょっとしたお店を開ける賃貸など、多様な住まい方を提案しています。
ゆったりと流れる時間、暮らしの中に自然があり、まちにつながる「みみみの森」、このまちに生まれてどんな風に成長していくのか、楽しみです。ゆったりと流れる時間、暮らしの中に自然があり、まちにつながる「みみみの森」、このまちに生まれてどんな風に成長していくのか、楽しみです。