連雀通りに面して短冊型の南北に長い敷地は、江戸時代から続く区画割が保存されています。この場所に住み続けておられるお母様と娘さんのための住まい(母屋)と店舗をつくりましつあ。庭には樹齢50年を超える樹木や竹林が残る土地で、北側に母屋の住まいを建て替え、南側には新たに、娘さんの経営するペットサロンとしての店舗をつくりました。ペットサロンは南の連雀通りに面したファサードは家のように控えめで親しみやすいデザインとしました。
1階にはペットホテル、2階は猫空間として、平均して10匹の猫が暮らすこの家は、猫の元気な暮らしと好奇心を満足させる住まいとして、階段まわりに立体的な猫の遊び場をデザインしています。北側には広い庭を持ち、ドッグランをつくっています。東側道路に沿って2mのセットバックした境界をつくり、地域のための緑の空間を開放しています。
母屋には、お母さまが友人を招いて趣味の活動ができるサロンを設置し、地域の人たちとのつながりを育む住まいをつくっています。母屋のリビングからは、南の庭とフェンス超しにドックランと店舗を眺められます。北側には竹藪があり、豊かな緑に包まれた生活空間が実現しています。
DATA
- 建設地:
- 東京都三鷹市上連雀
- 構造設計:
- 小西泰孝構造設計
- 構造:
- 木造
- 用途:
- 住宅・店舗
- 施工:
- 内田産業
- 竣工:
- 2023年4月
- 撮影:
- 井上登
- 敷地面積:
- 749㎡+165㎡
- 延床面積:
- 113㎡(母屋)+104㎡(店舗)
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