
連雀通りに面して短冊型の南北に長い敷地。江戸時代から続く区画割が保存された庭に、樹齢50年を超える樹木や竹林が残っている。そこに、高齢のお母様と娘さんの住まい、娘さんの経営する店舗を建て、真ん中の庭を双方で共有しつつ、地域に開かれる住まいをつくった。
母屋には、お母さまが友人を招いて趣味の活動ができるサロンを設置し、開かれた家としてつながりを育む住まいになっている。生活空間は南の庭に面してリビングダイニングと縁側、寝室が並び、洗面室と連続し、生活・家事動線をサーキュレーション状にデザインしている。
店舗は、犬や猫のための小さなペットサロンとして計画し、預かり動物のための部屋を立体的に区画し、猫のための窓とさまざまなレベルを回遊するキャットウオークど、人と動物が楽しく共存できる空間をデザインした。
DATA
- 建設地:
- 東京都三鷹市上連雀
- 構造設計:
- 小西泰孝構造設計
- 構造:
- 木造
- 用途:
- 住宅・店舗
- 施工:
- 内田産業
- 竣工:
- 2023年2月予定
- 敷地面積:
- 749㎡+165㎡
- 延床面積:
- 113㎡(母屋)+104㎡(店舗)
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